黒い砂漠ストーリーガイド - 一気に読む総まとめ
※ 本ストーリー記事はシリーズで連載されます。
※ メインクエスト、NPCの会話、知識などを参照して作成しました。
※ 分岐とは、ゲーム内でユーザーが何を選択するかによってエピソードが変わる部分を指します。
※ 若干の脚色が含まれていますが、ゲーム内の設定およびコンセプトには支障ありません。
■ ソーサレス 覚醒 - 偉大なソーサレス
魔法使いの祭壇
自身が持つ力の根源を求めて
闇の精霊と共に長い旅に出たソーサレスは、年月を重ねるごとに自身にもっと強い力が必要だと感じていた。しかし、そのためには自身が持つ力の根源を探さなければならなかった。闇の精霊は、そんなソーサレスにセレンディア地域の「魔法使いの祭壇」を指し示した。そこはかつてソーサレスが祭壇インプのボス「臆病なベグ」の脅威を退けた場所でもあった。
長い時間が経ったにもかかわらず、魔法使いの祭壇は変わらずに存在感を放っていた。特に、頂上のブラックドラゴンの石像から放たれる神秘的なオーラは、ソーサレスを魅了するには十分だった。しかし、ソーサレスは石像の上方に目をやった。すると以前は気づかなかったが、よく見るとブラックドラゴンの石像の裏手に長い梯子がかかっているではないか。慎重に梯子を登っていったソーサレスは、頂上でひときわ目を引くライオンの石像を発見した。
ソーサレスは、ライオンの石像の盾の内側に何かが書かれていることに気づいた。古代語が混じっているということは、かなり昔に書かれたに違いなかった。そしてその下には、大ソーサレス、カルティアンを証明する魔法が宿った印章が刻まれていた。「私は大ソーサレスカルティアンとして、この印章を発見した準備されたソーサレスを探す。そなたたちは私の家、タリフに向かえ。」
これでソーサレスの目標がはっきりした。彼女は、大ソーサレスのカルティアンの末裔たちが住んでいるというメディアのタリフ村へ向かわなければならなかった。不滅といいつつ、ある日突然消えたカルティアン。ソーサレスは、その秘密を暴くことができるかもしれないという好奇心、そしてその力が自身のものになるかもしれないという期待に胸を膨らませた。
タリフ村
終わりなき努力、そしてカルティアンの末裔
タリフ村に到着したソーサレスは、村の指導者「アーホン・キルス」に会った。アーホン・キルスはソーサレスが持つカルティアンの印章を見て、淡々と言葉を続けた。「その力」を求める旅路につけば、タリフが手を貸すというのだ。
アーホン・キルスは、ソーサレスに「カルティアンの書」という古代禁忌の書の存在を教えた。その本の中にはカルティアンだけが扱える特別な武器について記されているが、それが正確に何なのかはアーホン・キルスも知らなかった。幼い頃に聞いた昔話だったためだ。
そのため、アーホン・キルスはソーサレスにカルティアンと共にタリフを創始した指導者「エルラ・セルヴィン」に会ってみるように勧めた。ソーサレスがエルラ・セルヴィンにカルティアンの書の力を得たいと話すと、その話を聞いたセルヴィンは驚き、「デスサイズ」について語り始めた。実は、エルラ・セルヴィンはかつて武器を封印して額の中に閉じ込められてしまったのだった。
しかし、エルラ・セルヴィンもカルティアンが消えてからは、デスサイズを手にしたソーサレスを見たことがなかった。その伝説の武器を手にするには特定の資格が必要だったが、これまで多くのソーサレスがこれに挑戦したにもかかわらず、成功した者がいなかったためだ。
その資格は三つだった。一つは戦闘において敵の動きを予測して戦う能力の「予見」、二つ目は数時間にわたって一ヵ所だけを見つめながら魔法を凝縮し、再びその力を肉体に込める訓練を行なう「忍耐」、最後にカルティアンが常に強調していた肉体の消耗を減らし、爆発的に凝縮した力を狙いを定めて正確に放つ「噴出」だった。
エルラ・セルヴィンはこの三つの能力を修練できる場所として、ハスラ遺跡、メイン族の生息地、兵の墓を挙げた。当然ソーサレスはなんの戸惑いも見せなかった。「デスサイズ」の存在を知った彼女はその武器に夢中になり、長い間その資格を得るために相当な修練を重ね続けた。
そんな彼女の姿を見たエルラ・セルヴィンは、認めざるを得なかった。彼女には十分にデスサイズを持つ資格があったのだ。セルヴィンは妙な気分だと言いながら、ナントゥサ・レトゥサの下に封印されていたカルティアンのデスサイズを取り出した。
すると、デスサイズはまるで自身の持ち主に出会ったかのようにソーサレスに反応した。カルティアンの巨大な鎌はソーサレスの身長よりも遥かに大きかったが、ソーサレスはそれをまるで元々使いこなしていた武器かのように軽々と扱った。エルラ・セルヴィンはそんなソーサレスの姿を見て、かすかな笑みを浮かべた。
「カルティアンも、そなたのように若くて美しかった。肖像画すら残っていないのが残念だ。」
カルティアンの末裔になるために三つの資格 ソーサレスの素質、予見 ソーサレスの優れた素質の一つは予見だ。戦闘において敵の動きを予測したり、近い未来を占う能力も発揮すると伝えられている。 これらはソーサレスなら生まれ持った能力だが、様々な修練により素質を極大化することも可能だ。 ソーサレスの素質、忍耐 爆発的な力を使うソーサレスだが、ソーサレスが力を発揮するには忍耐が必要だ。 昔からソーサレスは忍耐力を育てるため、数多くの訓練を重ねてきた。何時間も一ヶ所だけを見つめて魔法を凝縮する修練や、そうして長い時間をかけて集めた力を再びゆっくり自らの体に入れる訓練も行った。 ソーサレスの素質、噴出 ソーサレスが生まれて最初に習うのは、力を噴出する方法だ。 爆発的な力を正確に狙った場所に注ぐことは、肉体的に大変なストレスとなる。このため、肉体の疲労と精神力の消耗をできるだけ減らし、ソーサレスの完全な力を噴出して元の場所に戻ることがこの修練の目的だ。 |
ソーサレス、その力の根源 |
前回までの内容はこちら
▶黒い砂漠ストーリー #7 - オージェの切ない恋の物語、カルフェオン分岐2編へ
▶黒い砂漠ストーリー #8 - 誰も信じられない権力の都市、カルフェオン分岐3編へ
▶黒い砂漠ストーリー #9 - 明かされる古代神とエリアン教の秘密、カルフェオン最終編
▶黒い砂漠ストーリー #10 - シラレの不吉な予言と疑念、メディアプロローグ編
▶黒い砂漠ストーリー #11 - イレズラの闇の痕跡を追って、メディア分岐 1編へ
▶黒い砂漠ストーリー #12 - 隠されたネルダ・シェンの内情、メディア分岐 2編へ
▶黒い砂漠ストーリー #13 - 冒険者の正体は闇の力の器?へ
▶黒い砂漠ストーリー #14 - 蛾は結局、明かりの方へ。避けられない運命に呼び寄せられ。へ
▶黒い砂漠ストーリー #15 - バレンシア建国の秘密、その中には冒険者がいたへ
▶黒い砂漠ストーリー #16 - 血と復讐のカーマスリビア、美しい顔の裏へ
▶黒い砂漠ストーリー #17 - キャサリン・オーネット、彼女は本当に美しい姫だったへ
▶黒い砂漠ストーリー #18 - ドベンクルンに影を落とす赤い影、ガーモスの登場へ
▶黒い砂漠ストーリー #19 - おさまった火種、しかし脅威は存在するへ
▶黒い砂漠ストーリー #20 - 事実、人間こそが最も恐ろしい生き物だ(星の墓場)へ
▶黒い砂漠ストーリー #21 - 輝くカーマスリブ、迫り来る闇(オーディリタ 1編)へ
▶黒い砂漠ストーリー #22 - グランディーハ神託の決定(オーディリタ 2編)
▶黒い砂漠ストーリー #23 - 全ては最初から計画されていたへ
▶黒い砂漠ストーリー #24 - 最期を見届けてくれて、ありがとう。へ
▶黒い砂漠ストーリー #25 - ベディルの過去とブロリナの足跡へ
▶黒い砂漠ストーリー #26 - ハドゥムに対抗する最初の準備、オルンの心臓へ
▶黒い砂漠ストーリー #27 - 母が黒い太陽を昇らせるでしょうへ
▶黒い砂漠ストーリー #28 - ハドゥム=復讐のシルビア?明らかになる神々の秘密へ
▶黒い砂漠ストーリー #29 - 不均衡な宝石と二人の女王の信仰へ
▶黒い砂漠ストーリー #30 - イレズラの罠にかかる、バアマキア・上編へ
▶黒い砂漠ストーリー #31 - 覚醒したアトラクシオン、バアマキア・下編へ
▶黒い砂漠ストーリー #32 - 無効状態となった古代要塞、シガラキアへ
▶黒い砂漠ストーリー #33 - 黒い女神とオルの裏切りへ
▶黒い砂漠ストーリー #34 - この世が再び建て直される祝祭へ
▶黒い砂漠 ストーリー#35 - 10万のアトルとシガの脱出へ
▶黒い砂漠ストーリー外伝 #1 - 盗んでこそ、盗掘王へ
▶黒い砂漠ストーリー外伝 #2 - 椿が散った日へ
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