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GMノート 2022.04.04 19:15 (UTC+9) 【ガイド】 黒い砂漠 ストーリー #35 - 10万のアトルとシガの脱出
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黒い砂漠ストーリーガイド - 一気に読む総まとめ 

※ 本ストーリーガイドは海外のサーバーで黒い砂漠を楽しんでいる冒険者様、「ユ・ジェウ」さんの経験を基にご本人がご自身で作成した投稿であり、原作者のご同意を得たうえで原本を翻訳した内容です。
原文:https://www.inven.co.kr/webzine/news/?news=264939&site=black

ユ・ジェウ記者(Giirin@inven.co.kr)

 

※ 本ストーリー記事はシリーズで連載されます。

※ メインクエスト、NPCの会話、知識などを参照して作成しました。

※ 分岐とは、ゲーム内でユーザーが何を選択するかによってエピソードが変わる部分を指します。

※ 若干の脚色が含まれていますが、ゲーム内の設定およびコンセプトには支障ありません。

 

 

■ アトラクシオン:シガラキアストーリー


10万のアトルとシガの脱出

シガの問いかけ、シガの注視


洞窟の外にはシガラキアの二つ目の守護兵器、セルペンが待ち構えていた。冒険者と秘密守護団は、まるでバジリスクを連想させるセルペンに勇敢に立ち向かい、見事打ち勝った。ヤーズがたまたまそこで見つけた深海の真珠がなかったら、何もできずにやられてしまっていただろう。

続く戦闘と糸かせで疲弊した秘密守護団一行は、近くでしばらく休息をとることにした。シガラキアがどこまで続いているのかは分からないが、ようやく毒の抜けたマルタとラフィーには、特に休息が必要だったからだ。そうしてしばらく焚き火をして座っていると、どこからともなく小さな満月の日のチャッピチャップが姿を現した。モコモコした毛にウサギのような長い耳を持つチャッピチャップは、かつてデキアが作った帳幕「マハ」に亀裂を入れたとは信じられないほど小さく、可愛いらしい生命体だった。

秘密守護団は、そんなチャッピチャップを撫でながら、マルタが外から手に入れてきた情報を共有した。マルタはシガの「アトラクシオンは罪人の要塞だ」という言葉を、以前の「粉々になった象牙の塔の先で」というある古代裁判の記録で発見したと話した。

 

粉々になった象牙の塔の先で:免罪符
古代人 1:倉庫ごとに積まれた豊富な穀物、夜を満たす香り豊かなワイン。この全ては、慈悲深きアグリスの祝福によって、一つ一つ実った豊かさであろう。甘き人生は永遠に続くだろう、あなたはどうして、アグリスの恩恵から顔を背け、暗い顔で善良な市民たちを怖がらせるのだ?

シガ:必滅。北芒星の周りを周回する尾のついた星が…赤い目の黒い生霊を抱いた、滅亡の星が迫っていると言うだろう。それらはたった三日間で、この輝かしい地を灰へと焼き尽くしてしまうだろう。必ずやってくる絶滅から、どう目を背けろというのだ?

古代人 2:いや…今、何と言った?あの…象牙の塔の変わり者が…!以前、黒いものがどうとか言いながら、人々を迷わせ欺いていた象牙の塔の変わり者が…!その者が言っていたことだが…!?お前はいったい何者だ?

シガ:カルトオン・ペンハス・アトラクシオン。絶望の果てに希望が咲き誇るだろう。俺は黒い侵奪者からもたらされる、最後の日に立ち向かう砦、アトラクシオン。アトラクシオン、シガラキアの設計者であり、ロークス・マハ・デキアの弟子でもある。

古代人 2:あのイカれた奴が脱獄したと思ったら、とうとう!世界に復讐するために、弟子を育てたのか!

古代人 1:少し、待っていただけないか、ロークスの弟子よ。ロークスの弟子よ。あなたの目には、あの変わり者の狂気が見えていないようだ。ロークスがあんなにも叫びわめいていた最後の日は、依然として訪れる様子はなさそうだが、なぜ一人で、あてもなく彷徨っているのだ?それから…アトラクシオンと言ったか?砦のことか?

シガは、師匠ロークスが言った世界と外の世界があまりにも違っていることに気づいた。シガは生まれて初めて「最後」に関する不浄を経験し、戸惑いの気持ちを隠すことができなかった。古代人はそんなシガに扇動罪を問い、師匠が閉じ込められていた監獄に同じように閉じ込めようとした。

しかし、古代人は最後にシカに免罪符を与え、その見返りにシガは知っていることをすべて彼らに話した。彼の師匠ロークスが眠っているプロトキアの存在までをも。こうして滅亡を防ぐための学者の痕跡は、あっけなく世間に知られることとなった。

裁判の最後には、シガは不信や怒り、挫折、無気力さ…そして嫌悪という感情をアグリスの川に捨て、新しいアグリスの杯を飲み干した。そして、その裁判の最後にシガはこう叫んだそうだ。

「俺は変わり者の弟子。だが、真実に目覚めた者。この世界に告げよう。アトラクシオンは罪人の要塞なのだ。」


マルタは、他のシガの記録を見るとシガが世に出るまで迷っていたことが分かると言った。そう考えると、シガがここまで行動した理由はまだ謎のままだった。ラフィーは、まだ自分たちが重要な何かを見逃しているようだと話し、この謎を明らかにするためにも「ここシガラキアの全ての糸かせを解かなければならない」と言った。


▲ シガラキアの二つ目の守護兵器、セルペン 

▲ 満月の日のチャッピチャップと共にしばらく休憩を取り、シガの記録をまとめた。


冒険者と秘密守護団は、シガラキアの次の区域に行くために身を起こした。彼らの前には「シガの気道」と呼ばれる狭い通路があったが、これを通過するためには新しい糸かせを解く必要があった。冒険者がラフィーの合図に合わせて近くの小さなステラギアを活性化させると、削られた岩の上で小さな炎と共に特殊装置が活性化された。ヤーズとマルタは順番を覚え、順番通りにそれらを解除した。

すると、糸かせが解けて次の区域に向かう道が開かれた。また、そこにはヨルの話になかったヨルンの眼が一つあったが、そこにはバアの許されざる行動に気を引き締めるシガの姿が記録されていた。

 

シガの気道
最後のグラディウス…そして、アトマギアの心臓。師匠の突然の知らせに、頭の中が真っ白になった。バア…ヨル…オル…それに、師匠…。複雑なものをまだ何一つ片付けてもいないのに、他のものが押し寄せて、頭の中を支配する。ヨル、バア…。バア、ヨル…。俺はこみ上げてくる吐き気を耐え抜いた。そうだ、全て忘れよう。忘れて…全力を尽くそう。黒い侵奪者を打ち破らなければならない。それが、俺の存在理由なのだから…。だけど…バアのような廃棄物とは共にできない。俺の力だけで、絶滅を断ち切ってみせる。



▲ 再び糸かせを解いて前に進んだ。


シガはこのように気を引き締めたのに、なぜ砦や仲間を裏切ったのだろうか?しかし、そのような疑問を持ったのも束の間、秘密守護団の前にはまた別の等価補給所と糸かせが立ち塞がった。

最後の教え
愛する我が自慢のデキマたちよ。まもなく最後のグラディウスが開かれる。そして、君たちに伝える私の最後の教えは、このアトマギアの心臓になるだろう。アトマギアの心臓は、カイヴが四十九年後、私の肉体を再構成する際に使用される、砦の主力となる。故に、決して黒い侵奪者に気づかれてはならないため、徹底的に隠しておいたのだ。今は無効状態で少量の動力のみを供給しているが、決戦の日、この心臓はようやく本当の姿を現すだろう。

決戦の日、砦が覚醒すると、砦の地下に十万のアトル軍が生産されるだろう。そして、アトマギアの心臓を制す者が、この十万の大軍の指揮を執ることになるだろう。心臓の力は、最後の最後まで続くであろう、だが、万が一心臓が破壊されるとすれば…。そのときは、この世にはもう希望などないということだ。私は、そのときをアトラクシオンの敗北だと考えよう。しかし、黒い侵奪者にこの地を差し出すわけにもいかない。残った力で黒い侵奪者どもを完全に滅ぼすために、全てのアトルに信号を送り、動力制限を完全に解除する。その対価として演算回路が全焼し、アトルにはただ破壊命令のみが残される。  


等価補給所の記録を確認していたヤーズとラフィー、マルタが冒険者に不安そうな視線を送った。決戦の日、要塞の覚醒とともに生成される十万のアトル。そして、心臓が破壊されると同時に始まる破壊命令。これはまさに、巨人軍団の無差別虐殺を予言するものだった。白き魔女イレズラが望むのは、まさにこれだったのだろうか。

アトマギアの心臓に関する恐ろしい真実を知ることになったマルタ・キーンは、何が何でもイレズラより先に心臓の統制権を得なければならないと話し、懸命に頭を働かせて糸かせを解いた。すると、そこから再び新しい記録が飛び出した。

 

理性の糸
そして、アトマギアの心臓が持つ、もっとも重要な機能について教えよう。決戦の日、英雄として浮かび上がるであろう愛する我が自慢のデキマたちよ。アトマギアの心臓は、君たちの考えや感情を互いに共有する媒体となるであろう。この機能で互いの強さを引き立て、互いの弱さを補うことができる。決して忘れてはならない。君たちは、一つとなって戦わなければならないことを。この地から黒い侵奪者を追い払い、私と共に、これから訪れる新たな世界を迎えよう。

今夜、黒い月を浮かべることによって、最後の日、あの日の模擬環境を構築して砦を覚醒させる。そしてその中で…最後のグラディウスを開催する。アトマギアの心臓が活性化する条件は、つまり、君たちの熱い闘争心が込められた血なのだ!この最後の決戦の勝者がアトマギアの心臓を制す者となる!


考えと感情の共有。シガが砦から逃れた理由はまさにこれだった。シガはバアと他のデキマたちを憎んでいたため、感情を共有することを望んでいなかった。これを受け、秘密守護団は等価補給所と繋がったソールマギアまで確認し、シガが要塞から脱出した確実な理由を突き止めた。

 

シガの脱出
バアは、今までグラディウスで一度も負けたことがない。今回も、どうせ奴が優勝するんだろう。心臓だって、奴のものに…!そしたら、決戦の日はバアの指揮下で、考えと感情を共有しながら戦うことになる。そうなったら、ヨルに対する俺の気持ちを…奴が…そして、皆が知ることになるだろう。だが、そんなことはどうだっていい。何よりも、あの偽善者の頭の中…!あのバアの奴の胸糞悪い思考が、俺の頭に流れてくることが許せない。俺は…俺は…師匠の考えには賛同できない。俺は…俺は…バアと考えや感情を共有することなんてできない。そんなことは絶対にできない。死んでやる。


その後、冒険者一行は次の地域でシガラキアの三つ目の古代兵器、アポクロスと戦闘を繰り広げた。倒れた古代兵器は、冒険者に次の地域への鍵を残した。今や彼らの前には、シガラキア最後の地域、「ゆりかご」だけが残されれていた。



▲ 決戦の日、砦の地下では10万のアトル軍団が生産される。 


▲ バアと考えや感情を共有したくないシガは脱出を決意する。



▲ このあとの地域では、すぐにアポクロスとの戦いが繰り広げられることになる。
残されたのは最後の地域「ゆりかご」だけだ。(原文より画像を引用)



前回までの内容はこちら

▶黒い砂漠ストーリー #1 - 年代記・上編へ

▶黒い砂漠ストーリー #2 - 年代記・下編へ

▶黒い砂漠ストーリー #3 - バレノス地域へ

▶黒い砂漠ストーリー #4 - セレンディア地域・上編へ

▶黒い砂漠ストーリー #5 - セレンディア地域・下編へ

▶黒い砂漠ストーリー #6 - カルフェオン地域・上編へ

▶黒い砂漠ストーリー #7 - オージェの切ない恋の物語、カルフェオン分岐2編へ

▶黒い砂漠ストーリー #8 - 誰も信じられない権力の都市、カルフェオン分岐3編へ

▶黒い砂漠ストーリー #9 - 明かされる古代神とエリアン教の秘密、カルフェオン最終編

▶黒い砂漠ストーリー #10 - シラレの不吉な予言と疑念、メディアプロローグ編

▶黒い砂漠ストーリー #11 - イレズラの闇の痕跡を追って、メディア分岐 1編へ

▶黒い砂漠ストーリー #12 - 隠されたネルダ・シェンの内情、メディア分岐 2編へ

▶黒い砂漠ストーリー #13 - 冒険者の正体は闇の力の器?へ

▶黒い砂漠ストーリー #14 - 蛾は結局、明かりの方へ。避けられない運命に呼び寄せられ。へ

▶黒い砂漠ストーリー #15 - バレンシア建国の秘密、その中には冒険者がいたへ

▶黒い砂漠ストーリー #16 - 血と復讐のカーマスリビア、美しい顔の裏へ

▶黒い砂漠ストーリー #17 - キャサリン・オーネット、彼女は本当に美しい姫だったへ

黒い砂漠ストーリー #18 - ドベンクルンに影を落とす赤い影、ガーモスの登場へ

黒い砂漠ストーリー #19 - おさまった火種、しかし脅威は存在するへ

黒い砂漠ストーリー #20 - 事実、人間こそが最も恐ろしい生き物だ(星の墓場)へ

黒い砂漠ストーリー #21 - 輝くカーマスリブ、迫り来る闇(オーディリタ 1編)へ

黒い砂漠ストーリー #22 - グランディーハ神託の決定(オーディリタ 2編)

黒い砂漠ストーリー #23 - 全ては最初から計画されていたへ

黒い砂漠ストーリー #24 - 最期を見届けてくれて、ありがとう。へ

黒い砂漠ストーリー #25 - ベディルの過去とブロリナの足跡へ

黒い砂漠ストーリー #26 - ハドゥムに対抗する最初の準備、オルンの心臓へ

黒い砂漠ストーリー #27 - 母が黒い太陽を昇らせるでしょうへ

黒い砂漠ストーリー #28 - ハドゥム=復讐のシルビア?明らかになる神々の秘密へ
黒い砂漠ストーリー #29 - 不均衡な宝石と二人の女王の信仰へ
黒い砂漠ストーリー #30 - イレズラの罠にかかる、バアマキア 上編へ
黒い砂漠ストーリー #31 - 覚醒したアトラクシオン、バアマキア・下編へ
黒い砂漠ストーリー #32 - 無効状態となった古代要塞、シガラキアへ
黒い砂漠ストーリー #33 - 黒い女神とオルの裏切りへ
黒い砂漠ストーリー #34 - この世が再び建て直される祝祭へ

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