黒い砂漠ストーリーガイド - 一気に読む総まとめ
ユ・ジェウ記者(Giirin@inven.co.kr)
黒い砂漠のメインストーリーラインがオーディリタを越え、アトラクシオンまでやってきました。アトラクシオンでは、メディア以降なかなか登場しなかったイレズラが登場します。イレズラは、黒い砂漠で歴史が深い種族であるガネルとアヒブ同様、数多くの秘密を持っているキーパーソンと言えます。
アトラクシオンのストーリーが重要な理由は、黒い砂漠の世界観をより詳しくのぞき見ることができるだけでなく、イレズラと冒険者の関係が少しずつ明かされていくためです。また、本編に登場したバアの記録から今後アップデートされる他のコンセプトのダンジョンを予想することもできます。
まず、バアマキア以降に出てくるアトラクシオンのダンジョン名は、それぞれシガラキア、ヨルナキア、オルゼキアだと考えられます。また、バアマキアにおけるモンスターのコンセプトはアクマンとヒストリアを参考にしたという記録を見ると、今後他のダンジョンではシクライアやハスラ崖のような古代石像型のモンスターが登場するか、オーガ、サウニール、サルンクマのように全く違う形態になるかもしれないと推測できます。
個人的には、オルゼキア地域に関心があります。ベルモルンとクザカの根源である古代帝国オルゼカと発音がとてもよく似ているからです。バアの記録ではアクマンをアクマフ、ヒストリアをヒストラフと発音していましたが、オルゼキアとオルゼカには一体どのような関係があるのでしょうか。それとも、全く関係のない地域なのでしょうか。これから繰り広げられるアトラクシオンのストーリーに期待しましょう。
※ 本ストーリー記事はシリーズで連載されます。
※ メインクエスト、NPCの会話、知識などを参照して作成しました。
※ 分岐とは、ゲーム内でユーザーが何を選択するかによってエピソードが変わる部分を指します。
※ 若干の脚色が含まれていますが、ゲーム内の設定およびコンセプトには支障ありません。

■ アトラクシオン ストーリー上編
タリフ村の村長が慌てて冒険者を呼ぶ。タリフ村のソーサレスたちに魔力が消滅する現象が起きたという。彼らが魔力を失ったのは、村近くの怪しい石墓。石墓を壊すと、呪術が破れ、住民たちの魔力が戻ってくる。そのとき、村で一人が気を失って倒れ、彼の所持品からアトマギアの心臓、そして神聖な炎イニックスに関する手紙が発見される。イニックスを目覚めさせるにはアトマギアの心臓が必要だって?何よりこの者は…イレズラを探している。 手紙が示している場所は、ハスラ古代遺跡。イレズラより先にアトマギアの心臓を探し出さなければならない。古代遺跡の奥深くに入ると、簡潔な古代文字が壁に刻まれている。アトラクシオン。古代文字を声に出して読んだ瞬間、胸の片隅が熱くなる。その上に怪しい文様が一つある。文様に触れる指先に、微かな振動が感じられる。誰かの手紙が飛び出す。Iの招待状である。 イレズラだ。アトマギアの心臓がある場所で、イレズラが冒険者を待っている。 - アトラクシオン事前依頼、Iの招待状 - |
失踪したマルタとラフィー・レッドマウンテン
Iの招待状を発見して間もなく、ヤーズから救助を要請する(?)手紙が届いた。慌てふためいた字体からして、かなり急なことのようだった。冒険者はハイデルのスズラン旅館でビールを一杯飲もうとしているルーウェンから、ヤーズが「会長」に呼ばれたという情報を手に入れた。ヤーズがまた何かやらかしたに違いない。ルーウェンは情けないというように首を横に振り、静かに人差し指を上げて旅館の2階を指した。
旅館の2階のテラスの方で、怒り狂ったスズラン旅館のオーナー、グレース・ローレンの声が鋭く響き渡った。近づいてみると、そこには今にも泣き出しそうな小さなシャイ族、ヤーズがいた。
「ヤーズ、シャイたちはいつものんびりしているから分からないかもしれませんが、人には我慢の限界というものがあるんです。」
「ごめん、本当にごめんね。でもマルタとラフィーが…お金を踏み倒して逃げるような人たちじゃないってことは知ってるでしょ!」
どうやら秘密守護団が旅館の宿泊代金を払わずに逃げたようだった。ところが、その代金を冒険者が肩代わりするとヤーズが言ったらしい。…いや、さすがにそれはあんまりじゃないか?冒険者は、いつのまにか自身の足にすがりついて顔を擦りつけているヤーズをあえて無視した。そんなふうに愛嬌をふりまいたって無駄だ。
「あの…ヤーズとは顔見知りなだけなんです。」
金銭にかかわる問題は、たとえ家族であってもはっきりさせるべきだ。ヤーズはきっぱりと突き放す冒険者を恨めしそうに見つめた。どうしてこっちが悪者扱いされなければならないんだ?そのうえ、マルタとラフィーは自分たちが発掘団として雇った人々の宿泊費も払わずに逃げたらしい。さらに、2人は古代の石室で新しい形の古代兵器を研究しているうちに行方不明になったというではないか。それこそが、ヤーズがお金を出せない理由だった。
▲ ヤーズ
▲ 泥棒集団、秘密守護団
ヤーズはさらに輪をかけて、旅館にマルタがまだ持って行っていない調査日誌が残っていると言った。「赤い目の侵奪者。この地の最後の要塞。生産と改良のゆりかご。アトラクシオンの設計者。デキア…そして、デキマが4人。最後の決闘、アトマギアの…心臓…?」その日誌には、冒険者には理解できない言葉がぎっしりと書かれていた。ふう…分かったよ。ヤーズ、お前の勝ちだ。冒険者は結局、好奇心に負けてヤーズの代わりに滞納していた宿代100G(1000万シルバー)を払って古代の石室に向かった。
▲ マルタの調査日誌を読む冒険者
▲ 懲らしめるべきか…
イレズラの招待
古代の石室は記憶を失った冒険者がエダンに初めて会った場所であり、闇の精霊が初めて古代遺物の力を取り込んだ場所でもある。しかし、以前とは様子が少し違っていた。なんと、エダナの一生を描いた、ある古代石画の後ろに以前には見られなかった秘密通路が現れたのだ。
冒険者は秘密の通路の奥で久しぶりにエダンに会った。エダンは、マルタとラフィーが姿を消した場所がここであること、そして彼らが「タリブレの門」を開いた可能性があることを冒険者に話した。彼らがやや無謀に遺跡を調査した結果、門から溢れ出た光の中に吸い込まれたというのだ。
エダンの言う通り、通路の先には小さな石門があった。しかし、何をしたら動くのやら、どれだけ強い力を入れてもびくともしなかった。そのとき突然、周辺の古代兵器の一つが姿勢を変えたかと思うと、冒険者に向かって突進してきた。慌てて体を捻らせ攻撃を避けた冒険者が落ち着いて兵器に攻撃を浴びせると、兵器はすぐに作動を止めて姿を消した。
古代兵器があった場所には暗い影が残されていたが、冒険者がそこに近づくと急に石門の前から幻影が姿を現した。イレズラだった。
「こんにちは。久しぶりね。私の声、覚えているでしょう?初めて目にした古代兵器は、どうだったかしら?ちゃんと相手にできたかしら?もうすぐ、それと同じようなもの数万個が、あなたの住む場所を襲うはずよ。どうしてそんなことができるのかって?知りたいのなら、こちらに来るといいわ。タリブレの門を越えて…アトラクシオンへ!」
▲ 突然襲い掛かってきた古代兵器
▲ イレズラがタリブレの門を越えてアトラクシオンへと冒険者をいざなう
Iの招待状のように、イレズラは冒険者をアトラクシオンの内部へと誘い込んだ。彼女は一体アトラクシオンのどこまで辿り着いたのだろうか。もし、神聖な炎イニックスを目覚めさせることができるアトマギアの心臓がすでにイレズラの手に渡っていたとしたら、事態は深刻だ。このままでは、イレズラの言う通り、恐ろしい古代兵器がこの世界を攻撃するかもしれない。たとえこれが罠だとしても、冒険者に引き返すという選択肢はなかった。
ヤーズは口ごもりながら冒険者を引き止めた。あまりにも危険だったからだ。しかし、他に方法がないのも事実だった。結局、自称秘密守護団のベテラン(?)であるヤーズも冒険者に同行することにした。ヤーズはマルタの調査日誌を取り出し、タリブレの門の記録を探した。門を開けるには、その横にある「ソールマギア」という装置に「タリブレの涙」を注入する必要があった。
タリブレの涙 昨夜、49年後の今日を不思議そうに眺めた。四方を走り回りながら、泣き叫ぶ獣は炎を吐き出し、世の中に満ちた絶望は空を覆って全ての痕跡を消し去り、火炎に包まれた大地は一握りの粉となり、手にした黒い石も灰となって大気に浮かび、澄んだ液体となってこの世に落ちることから…その液体は、タリブレの涙と呼ばれるだろう。 - ロークス - |
「…稼働開始。タリブレの門、接続完了。」
聞いたこともない機械音とともに、目の前に真っ白な光が広がった。マルタとラフィーが消えたときと同じだった。抗うことのできないとてつもない反響とともに、エダンは冒険者とヤーズが一瞬にして石門に吸い込まれていく様子を見守った。

▲ タリブレの門を開ける装置、ソールマギア
ロークスの弟子、バア
冒険者が意識を取り戻すと、「バアの青空」という古代遺跡の内部にいた。古代の石室とは比較にならないほど広く、遺跡や要塞などという言葉で単純に説明できない規模だった。初めて訪れた新大陸と表現するのが適当かもしれない。
少し遅れてヤーズが頭を抱えながら立ち上がった。「アトラクシオン、バアマキア…よこしまな黒い侵奪者たちは、決して太陽の目から逃れることはできない。」彼らが踏んでいた巨大な円形の遺跡に書かれている古代語だ。すると急に地面が激しく揺れ動き、遠くにそびえ立つ塔に赤い光が灯った。闇の精霊はその赤い光を「古代人の心臓」と呼び、とてつもない力が隠されているようだから早く行こうと冒険者を急かした。
しかし、それは罠だった。冒険者がその塔に手を伸ばした瞬間、鼓膜をつんざくような闇の精霊の悲鳴が響き渡った。赤い塔は、闇の精霊がこれまで貯めてきた力を全て吸収していた。
「黒い侵奪者が感知されました。戦闘準備態勢を最高段階に引き上げます。」
アトラクシオンという場所は黒い侵奪者、すなわち「闇の精霊との戦争」に備える要塞だった。つまり、冒険者が連れてきた闇の精霊に反応した要塞が、全ての力を奪っていったのだ。しかし、それだけではなかった。闇の精霊を感知した要塞は、すぐに古代兵器を召喚した。冒険者はもはや闇の精霊の助けなしに、自らの力だけで兵器に立ち向かわなければならなかった。前代未聞の事態に恐れをなしたヤーズは、先にマルタを探してみると言って逃げ出した。
▲バアの瞳
▲ 闇の精霊の力を全て吸収されてしまった冒険者
闇の精霊の力を借りずに古代兵器に立ち向かうのは非常に困難だった。頑丈な岩石で作られた体と剣で重武装した古代兵器は、冒険者を一気に排除する勢いで襲い掛かってきた。冒険者は武器を手に取って全精神を集中させた。いくら古代兵器が強いといっても、冒険者には闇の精霊に飲み込まれないように毎日修練を積んできたという実績がある。
激しい戦いの末、バラバラになった古代兵器の間からぐったりした様子の冒険者が姿を現した。冒険者はよろめきながら闇の精霊の力を吸収した尖塔、バアの瞳へ再び手を伸ばした。すると、バアの瞳が一種の記録装置の役割を果たしていることが分かった。おかげでこれを観察した冒険者は、マルタとラフィーが通った道を確認することができた。
記録によると、マルタとラフィーが要塞に到着したときは兵器が作動していなかった。つまり、むやみに闇の精霊を入らせた冒険者がこの要塞を破壊してしまったも同然だった。冒険者は、マルタとラフィーが通ったと思われる道へと急いで足を運んだ。マルタとラフィーはまだ生きているに違いなかった。冒険者が要塞を動かす前までは…。
▲ 闇の精霊の助けなしに一人で古代兵器に立ち向かう冒険者
マルタとラフィーは、冒険者が要塞を作動させたことで現れた古代兵器によってここで足止めされていたという。この空き地は不思議なことに兵器が出没せず、珍しい遺跡で溢れていた。ラフィー・レッドマウンテンはその遺跡の片隅に書かれている一節を見つめていた。
「今までは自分の身体の動きに対する理解をもとに、人間の形をした兵器だけを試作してきた。しかし師匠は、外の世界にはそれぞれ違う姿をした、数多くの生命体がそれぞれの生き方で暮らしているとおっしゃった。ある生命体は関節が僕たちとは反対に曲がり、またある生命体は尻尾というものが腰の辺りから後ろに長く伸びているというから、ただただ不思議でならない。」
そのとき突然、空き地の片隅に置かれていた球体の形をした古代遺跡が黄金の光を放ちながら動き始めた。さっきまでマルタの横にくっついていたヤーズの姿が見えない。遺跡に気を取られている隙に、どこかに行ってまた何かをやらかしているに違いなかった。空き地の隣の部屋でヤーズを見つけたマルタは、部屋にある物に勝手に触れるなと怒りをあらわにした。しかし、ヤーズはむしろ堂々としていた。ここに、自分たち以外の誰かがいると言うのだ。そしてヤーズはイレズラが残した記録を調べてみるようにと言った。
「他の記録は解読できなかったが、解読できたメッセージを残しておく。助けて。ここから出して。待っている。眠っている。」
「ここを訪れた目的は、あなたも私も同じはず。その心臓が私のものになるまで放っておくつもり?今ごろ呆然としていそうなあなたのために、ヒントを一つあげるわ。このアトラクシオンを設計した4人のデキマたちが、互いに深い友情で結ばれていたとしたら、この世界はどうなっていたのかしら?」
助けてほしいと叫ぶその存在が人間なのかは分からなかったが、もしかしたらマルタとラフィーよりも先に遺跡を発見した人物かも知れない。また、すでにイレズラに連れ去られた可能性も否定できなかった。
「僕の名は…バア。いつか必ず…誰かが僕たちを…」
▲ ヤーズが起動させた古代遺跡、バアの糸かせ
突然、ヤーズが石像の前に置かれた箱を指差した。所狭しと並んだ六つの箱は、最初ここに入ったときにはなかったものだった。「デキマが互いに深い友情で結ばれていたとしたら…。」しばらく腕組みをして悩んでいたヤーズは、これが互いに重さの違う箱のバランスを取っている謎であることに気がついた。それを聞いてはじめて、ステラギアの後ろで光を放つ天秤型の円盤が冒険者の目に入ってきた。
おかげで冒険者をはじめ、マルタ、ラフィー、ヤーズは必死になって箱を運ばなければならなかった。試行錯誤を経て天秤のバランスが取れると、建物が大きく揺れ、上に長く置かれた等価補給所の柱に光が入り始めた。皆の感嘆を誘う光景だった。その後、さらに明るく光を放つステラギアを作動させると、以前の記録とともに中年男性の低い声が聞こえてきた。
▲ 光が入る等価補給所
ロークス・マハ・デキアの記録 空のオーラがひどく弱っている。近々、大地が崩れる災いが訪れるだろう。それに備え、予め10万の兵器を生産し、平時には寒さ、暑さ、湿気、乾燥といった惑星の様々な環境で訓練を重ね、世が乱れた日には皆が集まり、守り人として災いを防ぐ壁とならなければならないのだ。 赤い目の侵奪者たちから我らの未来を取り戻す、我がデキマたちよ。さあ、各自の領域へと向かい、この世界を模倣した環境を構築し、兵器を生産して、訓練に精進せよ。その大地は、それぞれバアマキア、シガラキア、ヨルナキア、オルゼキアと名付けられ、そして初めて、アトラクシオンは完成となる。 私は決戦の日に備え、束の間の眠りにつき、四十九の太陽が沈む日に、君たちのもとへと戻るだろう。しばしの別れを悲しまずともよい。プロトキアのマギアに息づいている、我が分身デキアが、君たちを進むべき道へと導いてくれるだろう。 |
ロークスの弟子、バアの記録 アトラクシオンの太陽、バアマキアの設計者であり統制者、バア。 師匠は…師匠は…名もない僕らを引き取って、それぞれバア、シガ、ヨル、オルという名を付けてくださった。そのときは分からなかった。その名が、どれほど大きな意味を持っているのかを…。僕たちは約束の日になると、それぞれの世界へと旅立った。バアマキア、シガラキア、ヨルナキア、オルゼキアへ…。皆、無事に戻って、師匠の意の通り、それぞれの区域を設計し… 黒い侵奪者を阻止することを誓った。 この砦は「マハ」という帳幕で囲まれている。師匠はマハのことを、世間の目を避けると同時にここでの時間を特別なものにしてくれる装置だとおっしゃっていた。だが数日前、呆れたことに小さなチャッピチャップのせいで、マハの隅に小さな亀裂が生じてしまった。僕は知識を総動員し、最善を尽くして修理したが、きちんと修理できたかどうか確信が持てなかった。もし師匠がいらっしゃったなら、僕のことを褒めてくださっただろうか? 今日も僕はプロトキアへ行き、師匠にお会いした。もちろん今はお顔を見ることはできないが、僕には分かる。深い眠りにつかれた師匠は、夢の中で僕たちを見守っていらっしゃることを。そしてこれは、決戦の日を迎えるためのしばしの別れであると…。…僕は、その日が来るまで決して揺らぐことはない。僕は、この世界を守り抜く救援者の右側に立ち、皆のことを見守っていくつもりだ。 師匠が僕にくださった名と同じ、あの場所に行ってきた。錐の先が入り込む隙間すらないほど、隙間なく太陽の光が突き刺さる…過酷な場所だ。僕は、アクマフとヒストラフに生息している生命体のサンプルを入手し、それらの動きを真似て試作品を作った。まだ動力の設計が甘かったのか、臨界点を超えることができず、起動に失敗した。明日はより多くのサンプルを手に入れてこなければ。 …久しぶりに再会した他のデキマたちとの時間は、少々ぎこちないものとなった。あまりにも長い時間、別の世界を旅してきたからだろうか?以前はみんな、同じ師匠の弟子だったはずが…今では見た目も…声も…変わってしまった。全てが変わってしまったのだ。 |
「バアマキアの統制権限:不明」
そのとき、突然記録室が赤く光って警告が鳴り始めた。本来であれば、バアマキアの統制権限はバアにあるはずだった。しかし、「不明」ということは…要塞の統制権限がイレズラに渡ったという意味だった。
ヤーズは慌ただしく他の記録を調べた。カイヴエラアン。カイヴの模造品。黒い石を使って設計したカイベラン線路。アトラクシオンの心臓、マギア。アトラクシオンの血管、カイベル。アトラクシオンのあちこちに血を送る、アトラクシオン戦闘発生状況の模擬設計。わけのわからない言葉でいっぱいだった。
彼らはひとまず、要塞に動力を供給していると推定されるカイベラン線路に沿って移動することにした。そうすればいつか、要塞の果てである「バアのゆりかご」へ辿り着き、この地獄から脱出できるかもしれない。
▲ バアマキアの統制権限がイレズラに渡った。
▲ ちなみに、マハの帳幕に亀裂を起こしたチャピチャップはこちら。
前回までの内容はこちら
▶黒い砂漠ストーリー #7 - オージェの切ない恋の物語、カルフェオン分岐2編へ
▶黒い砂漠ストーリー #8 - 誰も信じられない権力の都市、カルフェオン分岐3編へ
▶黒い砂漠ストーリー #9 - 明かされる古代神とエリアン教の秘密、カルフェオン最終編
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▶黒い砂漠ストーリー #11 - イレズラの闇の痕跡を追って、メディア分岐 1編へ
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