※投稿した後に自分の間違いに気が付いたのでタイトルを「歪みをなくす方法」から「歪みを目立たなくする方法」に訂正し記事部分で間違っているものを取り消し線にして赤字で訂正しています。(2024/01/13 01:08) ※縮小/拡大の設定値で43と言うのはフォトモードに切り替えたとき43がデフォルトになっているため基準値としています。また数値を下げると広角、数値を上げるとズームというのは逆でしたので訂正しておきます。さらに確認の意味も含めて再検証した分を後半に追記しておきます。(2024/01/13 06:26)
他の方の記事を読んで触発されたので少しだけ捕捉的なことを書いてみたいと思います。 「操作方法による拡大縮小の違い」という記事を読ませていただきましたがスクリーンショットを撮っている人たちには面白い記事だと思います。 しかし、厳密に言うと「歪み」に関しての原因は「縮小/拡大」の機能的な問題として起こるわけではないのでここで補足しておきます。 訂正しておきます。やっぱり「縮小/拡大」の機能の問題として歪みますね(笑)、ごめんなさい。
この機能を使うと垂直の歪みが特に大きく目立ちますが、これはマウスの上下操作でカメラに仰角と俯角を与えることで大きく発生します。 このカメラの位置による垂直の歪みが縮小/拡大の機能で縮小することによりマウスホイールを使用してカメラ位置を後ろに下げたときよりも目立つようになります。
ちょっと検証してみましょう。 |
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基準ポイント | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
マウスホイールで下がった | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Shift+↑で縮小した | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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少し上方向からキャラを見下ろしているので基準ポイントですでに壁のコーナーの垂直が右に寄っていて窓の垂直は左に寄っています。 マウスホイールは床の板約7枚分下がっています。それに対してShift+↑での縮小は床の板約5枚分奥側に押し下げて近くの物を遠くに見せています。 手前にある板ほど幅は広く見えているはずなので基準ポイントの足元の見えていない手前側の板の幅は見えていないけど結構広いのだと思います。 この見えていない板幅の分下がっているわけです。ですのでキャラより後ろにあるものは小さくなっていますがキャラより前のタペストリーダーツの位置はマウスホイールで下がったより2枚分少ないので右端が見切れています。そして中心から左右の両端に向かえば向かうほどマウスホイールに比べるとShift+↑のほうは映っている物の垂直が逆八の字により広がっています。 普段垂直を意識していないとShift+↑or↓を使うとより歪んで見えるので周囲が歪むと捉えていても問題ないと思います。 広角にして広がった分キャラの前方の見えていなかった部分が間延びして見えるのでやはりこれは歪んでいます。
しかしながら歪みの原因はShift+↑or↓ではないと私は最初に言いました。そして元々垂直が歪んでいるのだと・・・ 訂正しておきます、Shift+↑or↓を使ったときに歪みが大きく見える原因は垂直の歪みが大きいからです。 じゃあこの垂直の歪みを無くしたら歪みの少ない綺麗な絵になるんじゃない?というのが今回のテーマです。 実は簡単です、本来垂直に見えているものを垂直に見えるようにマウスでキャラを水平から見るように調整するだけです。
やってみましょう。
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初期ポイント | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
マウスホイールで下がった | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Shift+↑で縮小した | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
基準ポイントで窓の垂直と奥の壁の窪んだコーナーをできるだけまっすぐに見えるように垂直を取ってみました。 これで歪みはさほど目立たなくなったと思います。しかしキャラ右側のダーツは横に広がって歪んでいますね>< 垂直さえ合わせて上げれば上下左右の矢印キーでのカメラ移動と縮小/拡大の機能を併用しても背景の歪みは目立ちません。目立ちにくくなります。 |
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ベリアでも撮ってみました。 |
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基準ポイント | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
マウスホイールで下がった | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Shift+↑で縮小 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Shift+↑で縮小して違和感なくクロン城の先端まで収めることができていると思います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
カメラ移動しても大丈夫ですね。 また、例えばですが仰角を付けて下から見上げて歪ませたとしてもセンターの垂直を合わせていれば違和感もなくなると思います。 左右のバランスを取れば構図としても面白いかもしれません。また逆説的にこんなバランスとるよりも違和感あるほうが味が出るのかもしれませんので好きなように撮るのが一番と思います。 |
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キャラにカメラを寄せて撮るときは背景があまり映り込まないので気にする必要はないと思いますが、背景を含めた構図づくりをするときには今回書かせていただいたことも覚えておいていただいたらよいかと思います。 だからと言って運営のスクショイベントで入賞できるわけではありませんけどねッ! おそらく審査する人はこんなこと気にして見ていないと思いますしw
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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※ここから何が違うのか再度確認してみました。
結論から言うとマウスホイールを使った縮小/拡大にはしきい値が存在ししきい値を超えている場合キャラを含めた画面上の背景全体が前後します。しきい値以内に収まっている場合は奥にある背景は動かずキャラ近辺の背景の一部がキャラと共にホイール操作で前後し距離感によって大きくなったり小さくなったりしています。 Shift+↑or↓による操作はやはりズームレンズと同じ動作をし画面全体が縮小拡大します。縮小方向に数値を動かすとズームレンズの広角側と同じような動作になり画面を広げたような絵になります。広角レンズは凸レンズを使用していて中央部分と周辺部分で屈折率が変わるので周辺部分が歪んで見えます。これと同じようにShift+↑で縮小すると中央部分を奥に押し出すことで中央部にあるものが遠くにあるように見えますが周辺部分が中央に向かって緩やかに湾曲して押し出されることで画面中央から外れるほど歪んで見えます。
画像のクロン城の大きさを確認してみてください。キャラが映るギリギリまで寄せた状態からワンステップずつホイールで引いて行きます。 ここまで背景全体が徐々に小さくなっています。 ここから先はクロン城の大きさは変わらなくなります。 少しわかりにくいですがクロン城の手前の崖から奥側の波止場、そしてキャラクター周辺が徐々に小さくなっています。
次にShift+↑でマウスホイールでクロン城の大きさが変わらなくなったところから縮小していきます。ちょっとマウスが動いてしまったので画角は変わっていますがご容赦ください。0から10ずつ上げています。
このようにShift↑の縮小では中央部分がどんどん奥に移動する形で動きそれに引っ張られる形で周辺部分も奥へと延びていきます。 少し下から見上げて撮っているので中央から外れた周辺の杭も徐々に倒れていっているのもわかると思います。
最終的な私の結論として、Shift+↑の歪みは垂直をきちんと取るということ、Shift+↑で縮小したときになるべくキャラが手前の位置に来るようにする、もしくはキャラより手前に歪みの大きさがわかる物を写さないように構図を取ることで目立ちにくくなるということでまとめておきます。
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