ブラックスターが、我々を楽園に導く。
バレンシアの北にある、アルイェリの扉の向こうで、次から次へと押し寄せる混沌の欠片を食い止めてきたハサシンは、楽園をもたらすというブラックスターの真実を求め、砂漠を渡ってきた砂の主です。
ハサシンの戦闘方式
ハサシンは、三日月のように曲がった砂曲刀と、砂呪術の力を秘めた禁戒を駆使し、砂と一体になって変則的な攻撃を行う、近・中距離キャラクターです。
素早い動きで、敵の視界から瞬く間に消えたかと思えば、数え切れないほどの巨大な砂嵐を生み出し、敵を混乱させます。
軟らかく鋭い動きにより、敵の魂が抜けてしまうほどの、速攻を披露するハサシンは、一部のアールの権能が付与されているだけあって、砂漠の砂に足を取られることもなく、より素早く動くことが可能です。
ハサシンと共に、ブラックスターの真実を探求する旅に出ましょう。

"ブラックスターが、我々を楽園に導く。
我々はこの息が止まるその時まで、
ここで闇を警戒すべし。”
舞い散る赤い灰と共に、彼と彼の仲間の一生を支配してきた言葉だった。
しかし、遠い西の果てにブラックスターが落ちてから、すでに3年…。
年老いた先達たちが叫び続けてきた楽園は、どこにも現れることはなかった。
あの真っ暗な穴から飛び出してきた怪物は、依然として彼の現実を蝕んでいた。
"聞け。我はアールの意思を代行する湾曲の刃、
砂と風は、権勢を奉じて吹き荒れるだろう。”
彼だけが混沌を断ち切れるため、
徹底した訓練、そして仲間の死で溢れる戦場を、ただただ教えを信じ切り抜けてきた。
そんな荒れた日常を打ち破ったのは、異邦人カヤル・ネセルだった。
バレンシア王族のネセル家の庶子であり、有力な次期「果てに立つ者」、カバールの候補だった彼が、長きに渡り仲間として混沌の欠片を食い止めてきた彼が、姿を消してしまったのだ。
"救いのブラックスターが降りてこなかったのは、まさにあのように信仰の足りない者のせいだ。
魂を楽園にたどり着かせることができるのは、戦場の残酷さを身に染みるほどに悟った我々だ。
カヤルは結局、偽善者の血を掃えなかったのだ。”
救いを求めていた彼は、いつものように血まみれの戦場に追い立てられたが、ある疑いが頭の中から消えることがなかった。
"世の人々がブラックスターと呼んでいるものを、
なぜこの聖殿にいる者たちは、レッドスターと呼びながら見ないふりをするのか。”
一度芽生えた疑惑の火花は収まらなかった。
カヤルの脱営、怪物の存在、救いの正義、ブラックスターの正体。
全ての疑問の果てには、先達たちの教えに対して、そしてアールの経典に込められた真実に対しての疑問があるだけだ。
結局彼は、内地を往来する船にこっそりと乗り込んだ。
そして、その彼を長い間見つめ続けてきたある黒いオーラが、赤い目を煌めかせながら彼を覆い始めていた。
主要スキル
砂削斬 瞬間的に突進して斬る動作をします。 斬る瞬間を認識できないほど素早く、相手を斬り捨てます。
穿通刃 鋭い砂の突風を体にまとい、前方に高速で回転しながら敵にダメージを与えます。 突風に巻き込まれた相手は、体勢を保てず吹っ飛ばされます。
不服の砂時計 自分の位置を砂の中に記憶し、砂の突風を起こします。 砂の記憶が維持されている間は、いつでも砂の突風が吹いている場所へ戻ることが可能です。
流砂 禁戒に秘めている力で、巨大な砂の突風を起こします。 周りにある全てのものを吸い込む、流砂を発生させます。
禁戒の力を砂曲刀に込めて地面に広げます。 禁戒の力で生まれた砂の突風が、周辺の敵を一掃します。 |