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[朝の国研究]*ストーリーネタバレあり*トルセについて
2023.07.25 22:54
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最近の修正日時 :
2025.01.22 23:06
このTipsにはネタバレが含まれます
このTipsでは、朝の国のストーリーには、韓国の古典小説『春香伝』という作品が大きく関係していることを紹介します。
この小説は踊り子の娘と両班（武士階級）の息子の身分を超えた恋愛を描いた物語で、小説や映画などで広く愛好されており、
韓国では現在も人気の作品です。以下では、この小説と朝の国のストーリーの関係を詳しく見ていきましょう。
○イ・ドクスの詠った漢詩
朝の国終盤にて東伯令監イ・ドクスは詩をよんでみせます。
あれ・・・？この漢詩。確か実際にある有名な詩ですよね。ちょっと調べてみましょう。
漢詩ー名詞選ー http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/choes/etc/kansi/meisi.html より
なるほど、樽がカメになっていたりと若干変わっていますが、ほぼこれの事でしょう。
さて新しいワード「春香伝」が出てきました。調べてみましょう。
こういう時に頼りになるウィキペディアさんです。
ウィキペディア「春香伝」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E9%A6%99%E4%BC%9D より
なるほど、春香伝の主人公は『暗行御史イ・モンニョン』と言うそうです。
○トルセの正体
黒い砂漠は イ・モンリョン
春香伝は イ・モンニョン 似てますね
イ・モンリョンつまりトルセとは春香伝の主人公イ・モンニョンを元ネタに作られたキャラクターと考えられます。
※暗行御史（アメンオサ）とは実際に存在した役職で、汚職を秘密裏に調査する王直属の官吏です。
③ソンカクシとトルセ
さて、ここからはもう考えすぎというか妄想の域かもしれませんが、
この「偉いお役人に見初められて、拒んだヒロインが死にそうになる」という話、なんだか聞いた覚えがありますね。
そう、ソンカクシ伝です。
そう、ソンカクシ伝です。
メウォルは亡くなってしまいますが、それだけにトルセとしては他人事とは思えなかったのではないでしょうか。
ソンカクシ伝ではトルセが特別な役回りをします。この伝が丸ごとトルセの正体についての伏線と考える事も出来ますね。
これ以外にもチェ進士宅にて、ボロを着ているからおまえも奴婢だろ、なんて言われたりしますが、春香伝でも似たようなエピソードがあるそうですからこれも伏線かもしれませんね。
自分は後から調べた口ですが、知ってる人はこういった点に気づきながら物語を読み進め、最後の有名な詩で確信し、そして暗行御史イ・モンニョンの登場であれもこれもすべてが答え合わせになるという構造なのでしょうね。よくできてるなって思います。
以上、朝の国ストーリー考察でした。もし間違いや不足がありましたら、ご指摘ください。
自分は後から調べた口ですが、知ってる人はこういった点に気づきながら物語を読み進め、最後の有名な詩で確信し、そして暗行御史イ・モンニョンの登場であれもこれもすべてが答え合わせになるという構造なのでしょうね。よくできてるなって思います。
以上、朝の国ストーリー考察でした。もし間違いや不足がありましたら、ご指摘ください。
朝の国のストーリーをより深く楽しむための参考になれば幸いです。
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野の道は雲倶に黒く