セレンディアの侍従長。若くて先進的であり、野望家でもある。
カルフェオンとの戦争で両親を亡くし、そのことをきっかけとして軍に入隊した。
結果的に戦争では敗北を喫したため、カルフェオンに深い恨みを抱いている。
ハイデル領主のクルシオ・ドモンガットの娘、ジャレットとは婚約関係にあるが、それまでの経緯には複雑な人間関係が絡んでいるとか…

カルフェオンとの戦争で生き残ったハイデル領主、クルシオ・ドモンガットの血筋を引いている愛娘。
領主に甘やかされて育ったため性格は無頓着でわがまま。しかし、侍女であるカロリンにはいつも叱られており、頭が上がらないようだ。
そんな人間味があり、普段は自由奔放に振る舞っているジャレットだが、カルフェオンとの戦争で自身に起きた出来事からトラウマを抱えている。

モンベルデルの地に在する反乱軍を統率する男、アル・ルンディ。モンベルデル男爵という名でも知られている。
かつてはセレンディア軍に所属しており、ジョルダインとジャレットの二人とは友人関係であったが、カルフェオンとの戦争がきっかけでその関係に亀裂が生じてしまう。
その後、セレンディア軍を離脱し、カルフェオンの手によって廃城と化したモンベルデルの領地で自身の勢力を拡大した。
今やアル・ルンディの勢力は、セレンディアにとっても脅威な存在となっている。

カルフェオンの豪商の家系に生まれ、シアン商団のハイデル支部長かつ副頭首を務めている。
裕福な家庭で育ったが、父であるエンリックは自身の富を築く過程でさまざまな手法をとってきた悪名高い人物であるとカルフェオンで知られている。
そんな父とは違い、イソベルは道徳心を守ろうと努力しているが、父の影響を受けて知らず知らずのうちに不品行を働くこともある。
カルフェオンの名家、エルン家の一人息子と婚約関係にあるが、イソベル本人はそのことを快く思っていない。
シアン商団のビジネス上でセレンディアの人間とも関係を持つことになるが、その中でさまざまな勢力の闘争に巻き込まれていくことになる。

貴族出身の新興商人組織、レート商団を運営している。
北部小麦農場を所有するノマ・レートの妹で、姉を尊敬している。
種族としてはカーマスリビアから帰化したガネルにあたり、都市を離れた姉の代わりにレート家代表としてカリス議会に参加している。
廃城になりつつも、いまだに勢力を拡大できているアル・ルンディの反乱軍に対して疑問を持っている。

デルペ騎士団の団長で、デルパード・カスティリオンの腹心。
貧しい家庭の出身であったが才能は優れていたため、エンカロシャー家の支援を受けてカルフェオンの騎士として成長した。
そのため、エンリック・エンカロシャーを尊敬している。その娘のイソベルにも好意的であり、エンカロシャー家を自分の家のことのように思っている。
普段は本業に忠実な彼だが、家庭環境の影響もあってか、心の中では昇進を渇望している。
さまざまな場面で「助言」を与え、随所で問題解決の支援を行なっている。

冒険者が歩む道中で局所的に現れる女性。白き魔女と呼ばれることもある。
イレズラの力の源は不完全な禁忌の書の一部で、腐敗の神クザカの形をした闇の精霊であると言われている。
そのため、クザカとも何かしらの関係があると思われる。