ソーサレスは、現在さまざまな状況で特徴的な役割を担うことが難しかった伝承を中心に改善が行われました。遠距離スキルと近距離スキルを組み合わせて戦闘を展開するため、遠距離スキルによる牽制をより安定的に行えるように調整されています。使用が難しかった「レイブンアンブッシュ」の代わりに「強：血の色の災厄」を防御判定＋状態異常効果を持つスキルに変更し、広範囲CCや遠距離ノックダウンによる牽制が可能となりました。また、牽制の核心となる「強：ドリームデストラクション」を安全に発動できるよう、スーパーアーマー判定が追加されています。

伝承ヴァルキリーは、前進(または後退)能力強化と、連携に組み込めるスキルの追加を中心に調整が行われました。「伝承：極：ジャスティスラッシュ」に後方からの攻撃に対する状態異常免疫効果を追加し、前進(または後退)用のスキルをひとつ追加しました。そして、「強：光の審判」と「強：聖なる力」を組み合わせることで、防御判定を維持しつつダメージを与えられるコンボが構成できるように改善されました。

覚醒ノヴァは、今回のアップデートで移動能力が補強されました。前回のアップデートで「すれ違う軌道」が再使用待機時間中に使用できなくなり、「王室剣術：返」から移動動作が削除されたことで、全体的にヒット＆アウェイのプレイが弱体化していました。加速状態でもこのようなプレイが弱体化したため、キャラクターの特徴が薄れてしまった部分がありました。そこで、キャラクターの操作難易度は上げずに「加速：軌道離脱」を中心に移動能力を強化する調整を行いました。

コルセアはPvEにおけるダメージの配分を移動するとともに、一部スキルの連携改善作業が行われました。
コルセアはマグヌススキルやスキル錬成(ラバムの悟り)のダメージ比重が高く、伝承/覚醒に関わらずこれらのスキルを全て活用しなければ高いダメージを与えることができませんでした。
今回のアップデートではこれらのスキルのダメージ量を下げ、伝承と覚醒の各スキルに分配することで主要スキルのダメージを上方修正しました。
また、覚醒コルセアについては複数のスキルを活用した連携がよりスムーズにつながるよう調整し、これによって多様なスキルを組み合わせて使用した際により高いダメージを与えられるようになりました。
移動しながら使用するスキルである「涛伐のパトラカ」「陽破のパトラカ」の使い勝手を改善し、「海霧の誘惑」の前に連携して使用される「海賊の美徳」の再使用待機時間を短縮するとともに再使用待機時間中に使用するとダメージ量が減少するように調整しました。

ウーコンは「斉天大聖の髪の毛」バフ中に如意棒を命中させた敵に突進する効果により、戦闘中に意図しない方向へ移動してしまうことがありました。このため、該当効果を持つパッシブスキルの「仙水」をロックした場合、攻撃が命中しても突進効果が発動しないように変更し、プレイスタイルに合わせて活用できるようにしました。(「仙水」の分身召喚効果はロック設定に関係なく維持されます。)
また、斉天大聖状態で使用する「これで終わりと思うな！」については、「斉天大聖の髪の毛」バフ効果に関係なく、一般状態と同様に一定距離を移動するように改善し、PvPでの移動や状態異常効果の命中をより円滑に行えるようになりました。