
勇敢なる旅人よ、新たな地<朝の国>へ旅立つ準備をしているそうですね。
<朝の国>は、その美しさに心を奪われた瞬間、陰惨な力に包まれてしまう大陸です。
地図を描くため私が歩き回って見聞きした情報を、特別にあなたにお伝えしましょう。
<朝の国>での旅に、少しでもお役に立てれば幸いです。
- スンサン
其の一、朝の国の地域について

タルボル村
首都へ向かう交通の要衝であり、東海道のあらゆる品物が集まる物流の中心地。
品物を見学しようとする人々で賑わっているが、
山君に怯える商人たちが寝食のためこの地に留まったことで発展を遂げた。
噂によると、大金持ちであるチェ進士宅の三女がかなりの美女だとか。

南浦
ラット港が大々的な拡張工事を行い、新たに「南浦」という名が付けられた。
多くの人や物が船で南浦を出入りするため、活気に満ちた地域である。
波が打ち寄せる海辺の片隅には、朝の国でもっとも規模の大きい造船所があり、
主に韓船や遭運船、板屋船が造られている。
◆ ここで出会える人物:#蓮花

稲の村
耕作地が広大なことで有名な稲の村。どの地域よりも、穀物を運ぶ牛車や農夫が多い。
農夫たちは皆それぞれに事情を抱えており、近くの河辺では洗濯をしに女たちが集まってくる。
稲の村は朝の国の米どころとして知られているが、
これは天候や農事の知識を稲の村の人々に教えてくれるト先生の功が大きいと言われている。

十里竹林
恨みを持った人々が石を置き、その事情を叫びながら並べていたという十里竹林。
士人たちが匿名で心に秘めた思いを綴った掲示板もあちこちで見かけることができる。
現在は竹葉軍が恨みを語る人々を殺すという噂が流れており、訪れる人は減っているらしい。
◆ ここで出会える人物:#韓国の説話に登場する竹の兵士、竹葉軍

虎岩の谷
その雄大さを誇りつつ、季節ごとの色彩を抱く虎岩の谷。
ただし、危険であるため、ここへ向かう道は捉虎甲士が統制しているが、
虎岩の上部では虎に襲われ命を落とした倀鬼たちが彷徨っているという。
◆ ここで出会える人物:#虎に襲われ殺された鬼神、倀鬼 #朝の国を恐怖に陥れた虎の王、山君

バリの森
陰鬱とした物悲しさが漂うバリの森。
バリの森に足を踏み入れると、生きた人間も亡骸となって戻ってくると言われている。
ここを通る人々は一様に「ビリコンドク老夫婦」が祀る神聖な堂山木に立ち寄って武運を祈る。
◆ ここで出会える人物:#ソンカクシ #不思議な力を操る巫堂霊
#2 東方のボスについて

韓国の巫俗的な要素と説話をモチーフにした<朝の国>のボスたち。
他の地域とは異なり、東方のボスは太陽/月/大地のうちいずれかの属性を持っており、
冒険をしながらボスと対峙するには、属性ボスUIをうまく活用する必要がある。
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魅惑的な狐の妖怪、九尾狐(クミホ)
九つの尾を持つ狐、九尾狐。 |
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韓国の説話に登場する竹の兵士、竹葉軍
倒れても倒れても、再び起き上がる竹葉軍。 |
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虎に喰い殺された鬼神、倀鬼
虎に喰い殺されると、もともと純粋だった人間の魂魄が虎の腹から倀鬼なって現れるといわれている。 |
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不思議な力を操る巫堂霊
心優しいビリコンドク老夫婦から無限の愛を受けたバリ。 |
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乙女鬼神とも呼ばれるソンカクシ
狂おしいほど愛することが罪なのかと、毎日旦那を捜して彷徨い歩くソンカクシ。 |
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暴れ者の中の暴れ者、金豚王
金が主食であるため、毎日採鉱を欠かさないという金豚族。 |
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朝の国を恐怖に陥れた虎の王、山君
虎の中でも頂点に立つ山君は、太白山の支配者だ。 |

太白の気迫
※ 太白のベルト材料

幻影の宝玉
※ デヴォレカイヤリング材料

弘益の炎
※ 旦の籠手材料

舞い上がる弘益の火種
※ 旦の籠手材料
其の三、出会える人物たち

「私が死ぬ前に、絶対朝の国に遊びに来てね~!分かった~?」

迷うことなく<朝の国>を冒険できるようにトルセを紹介すると、
弟に渡す薬を手に入れるのだと言い残し、その場を立ち去ってしまう。

「このトルセにお任せを!」

長い間使用人暮らしをしていたらしいが、どこか親しみやすく独特なしゃべり方をする。
ところが…彼の故郷に行っても、トルセを知る者は誰もいないとか?

「厳格な国法に基づき、この場で罪人を即時処刑せよ!」

東方観察使や東伯令監とも呼ばれ、非常に優れた学識と行政知識を持ち合わせている。

「堂山神からの贈り物だと思ったよ」

だが、老夫婦にも誰にも打ち明けることなく心に秘めていたことがあった。それは夫婦に子どもがいないことで…。

「ん?君らは何者だぁ?もしや、酒を持っておるかぁ?」

四六時中、酒を飲んで酔っ払っているようだが、村人たちによるとかなりの腕利き相術師だという。

「私の遊びに付き合ってくださるなんて、気に入ったわ~」

妓房に身を置いていただけあって、色々な話に詳しいかも…?
#4 新たな旅路
マゴリアの海を渡ってきた旅人の中には、
<朝の国>を訪問すると、まるで異世界に迷い込んだかのように感じる方がいるそうです。
新たな世界に足を踏み入れるあなたにいくつか補足しておくと、
ここ<朝の国>には、それぞれに事情を抱えた人たちがたくさんいます。
もし、旅の途中で誰かに助けを求められたなら、
あなたの選択が世界を変えるかもしれないことを肝に銘じ、
慎重に考えて選択してくださいね。
でも、過度に心配する必要はありません。
この国にも、血の通った人間が住んでいるのですから。
<朝の国>を訪問したら、ぜひその土地の食べ物を味わうことも忘れないでください。
現地人におすすめしてもらった料理をいくつかご紹介しておきますので、
下記のお品書きもぜひ参考にしてみてください!

稲の村元祖クッパ

タルボル元祖クッパ

ムドゥル元祖クッパ

おこげの湯

白キムチ

トンチミ

テンジャンチゲ

蕎麦ムク
<朝の国>をあちこち巡りながら、濃い橙色をした柿の木や
甘い山いちごも見かけたら、実際に採集してみるのもおすすめです。

柿

山いちご

銀杏

白菜
農夫や漁師が汗水たらして収穫した食べ物の数々に舌鼓を打ち、
東方の文化を朝の国のあちこちで思いきり感じてみてください。
南浦港の扉が開かれる日を指折り数えて待ち望んでいた勇敢な旅人よ。
まだまだ書き足りないところではありますが、どうか体には気をつけて
そして<朝の国>に到着したら、
人生の美しさと儚さ、そして喜びと悲しみが共存する我々の物語に耳を傾けてください。
<朝の国>で心躍る旅路がいつまでも続くことを祈りつつ……この辺りで筆を置きましょう。