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GMノート 2022.03.18 18:00 (UTC+9) 【ガイド】黒い砂漠ストーリー #33 - 黒い女神とオルの裏切り
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黒い砂漠ストーリーガイド - 一気に読む総まとめ 

※ 本ストーリーガイドは海外のサーバーで黒い砂漠を楽しんでいる冒険者様、「ユ・ジェウ」さんの経験を基にご本人がご自身で作成した投稿であり、原作者のご同意を得たうえで原本を翻訳した内容です。
原文:https://www.inven.co.kr/webzine/news/?news=264157&site=black

ユ・ジェウ記者(Giirin@inven.co.kr)

 

※ 本ストーリー記事はシリーズで連載されます。

※ メインクエスト、NPCの会話、知識などを参照して作成しました。

※ 分岐とは、ゲーム内でユーザーが何を選択するかによってエピソードが変わる部分を指します。

※ 若干の脚色が含まれていますが、ゲーム内の設定およびコンセプトには支障ありません。

 


■ アトラクシオン:シガラキアストーリー

黒い女神とオルの裏切り

シガの鱗

秘密守護団の侵入を感知したシガラキアが轟音を立て揺れ始めた。シガラキアのサソリ型古代兵器、カルティオスが動き出したのだ。冒険者はカルティオスとその手下たちを食い止め、切羽詰まった声でヤーズに向かってあとどれ位かかりそうかと叫んだ。ヤーズは冒険者から少し離れたところにあるステラギアを調べていたが、そのステラギアは「シガの鱗」と呼ばれるこの場所の温度を調整している装置のようだった。

シガの九つの文章
俺は、彼女のことを九つの文章で定義することができる。デキア師匠を見つめる憧れの眼差し。何も言わずにオルを見つめる虚ろな瞳。俺に優しく話しかけてくれた穏やかな唇。自分の渓谷を世話するきめ細やかな手つき。グラディウスを駆けずり回り、くたびれた足首。ヨルナキアに訪れたあと、曲がってしまった背筋。月の頭まで登れる素早い足。酸っぱい砂の匂いがしていた髪。そして、バアと会話するときに感じられる…震えがにじみ出る声。俺は、この暗い海に一筋の光を差してくれた彼女の全てを知りたい。本当に知りたいんだ。

ステラギアを制御できる糸かせは、全部で九本の柱からできていた。ヤーズはその糸かせに刻まれたシガの九つの文章を見て、「彼女の全てを知りたがっているように」この柱を全て動かせばステラギアを制御できると言った。そこで冒険者がヤーズの言う通りに柱をある一定の順序で作動させると、九本の柱が全て活性化し、シガラキアの「燃え上がる亀裂装置」が無効化した。

▲ シガの九つの文章を調べるヤーズ

▲ 糸かせを解き、ステラギアの制御権を手に入れた。

ステラギアの作動により燃え上がる溶岩が静まると、冒険者はいとも簡単に残りの兵器たちを倒していった。その間、ヤーズはステラギアに新たに現れた記録を調査した。その記録からは、バアと師匠に対して疑問を抱くシガの姿と彼が作った砦に対する自負心が読み取れた。

九つの文章の追加記録
平時には寒さ、暑さ、湿気、乾燥といった惑星の様々な環境で訓練を重ね、世が乱れた日には皆が集まり、守り人として、災いを防ぐ壁とならなければならないのだ…と言いながら、どうして師匠は自ら立てた原則にはない「グラディウス」を…毎年開催されるのだろうか?そこで毎年優勝する、バアのウルキオスごときが…もっとも強力なのは今だけだというのに、それが本当に俺たちの最後の希望だというのか?

結局、バアは失敗することになる。何故なら奴は、完璧主義者だから。現在、統制された環境における「グラディウス」は頭の良い彼の意のままに流れているが、迫りくる侵奪者との戦争は、奴の計画通り全てが完璧に的中するわけではないだろう。最終的に勝利の鍵は「環境」なんだ。兵器は錆付き、俺たちは老いていくが、見当もつかない荒涼たる環境だけは、黒い侵奪者たちといえど、けっして征服することはできないだろう。

ヤーズと冒険者は、なぜシガがバアを嫌っているのか疑問に思ったが、ひとまずここを出て次の地域へと向かうことにした。ステラギアから伸びる道の先には巨大な洞窟があり、その入り口に建てられた光明石の柱が冒険者を待ち構えていた。

洞窟内に群生している色とりどりの珊瑚を注意深く観察していたヤーズは、それらが何を象徴しているのかについて語り始めた。まず、春、夏、秋、冬を連想させる四色の珊瑚は老いていく四季で「引きずられる愛」を意味し、天井からほのかな空色を放つ珊瑚は凍りついた海の尻尾で「届かぬ愛」を意味しているという。また、岩に苔のように生えた青い珊瑚は墓を蝕む花で「恐るべき執着」を意味し、青い珊瑚は天国の花束で恋人に「告白」するときに使われる花束として有名だが、実際には摘むとすぐに光が消えてしまうらしい。

冒険者は、これらの珊瑚たちが単にシガの感性的な面を見せているだけではないと考えた。もしかしたら、シガの記録に登場する「彼女(ヨル)」と何か関係があるのかもしれない。そして、バアとは一体どんな関係なのだろうか。

▲ 洞窟内は美しく神秘的な珊瑚で彩られていた。

その疑問の一部分はすぐに明らかになった。ヤーズが洞窟の外にある光明石の柱で再びシガの記録を発見したのだ。その記録には「彼女が俺の漆黒のような海に、綺麗な光を贈ってくれた。俺も彼女の渓谷に、一筋の余裕を贈るつもりだ。」と記されていた。これはまさに、この洞窟がヨルのためにシガが作った空間であることを意味していた。

「師匠は、世界を救うために心血を注いだというのに、その弟子たちは…はぁ…でもまあ、面白いよね?」

ヤーズが恥ずかしそうに、身をくねらせて言った。その後、冒険者とヤーズはそう遠くない所にある新しい糸かせに移動したが、不思議なことに二カ所に分かれていたため、冒険者は少し遠く離れた場所に落ち着くこととなった。

洞窟の出口側にある光明石の柱に書かれたシガの記録
師匠が俺に警告した。光明石を細工した、ヨルンの目についてだ。まだ分析されていない物質を、この小さな世界に持ち込むと、どんな影響をもたらすか分からないとおっしゃった。それから、黒い侵奪者を処断するための兵器生産に集中しているバアを見習えと…。
バア…バア…バア!またバア!また、その口からバアの名がこぼれ出る。この沸き立つ感情を静めてくれるのは、ただヨルが俺にくれた贈り物だけだった。この芸術品を眺めていると、こんなにも心が落ち着くのに… 師匠は何も知らずにこれを「幻惑」だと…。

▲二つ目の糸かせ、分かれ道。離れている二カ所の古代文字パズルを合わせなければならない。

二つ目の糸かせの正体は「等価補給所」だった。等価補給所とは、アトラクシオンの内部資源を循環させ各種記録を保存している特殊装置で、シガラキアの一つ目の等価補給所には特別に「分かれ道」という名前がついていた。冒険者とヤーズはその糸かせを解くとそこに残されたシガの記録を確認した。すると驚くべきことに、そこにはオルゼカ、すなわち現在のオーディリタに関する話が記されていた。もちろん、現オーディリタのあちこちにある黒い女神像の記録についても…。

二つ目の糸かせに刻まれたシガの記録
再度開かれたグラディウスが終わったある日、ヨルが…彼女が俺の区域へとやってきた。彼女は俺に渡すプレゼントがあったようだが、うっかり「棘の区域」に忘れてきたと言った。間違いなく、彼女とオルは気まずい関係にあった。ところが、最近になって互いの往来が多くなった。恐らく…渇いた霧で覆われた地の果てに行ってきてからだろう。

彼女は足首が痛むことを理由に、棘の区域へ行ってプレゼントを持ってきてほしいと俺に頼んだ。俺の気持ちは彼女の頼みを断れないほどになってしまっていたため、おとなしく棘の区域へと向かった。あのとき…俺は知らなかった。この道の先で、非常に多くのものを俺が手に入れることになるということを。

最初に足を踏み入れた棘の区域には、数え切れないほど多くの黒い女性の石像があった。初めて見るあの…何とも言えない光景に、ふと、師匠の教えを思い出した。「神の意志のままに世界が流れていくことを信じるのは、自ら人生の主導権を放棄するということなのだ。肝に銘じておくように。この世界を救う神など存在しないのだ。それでも神を信じるというのは、何を意味するのか?」

どうして今この言葉が思い浮かんだんだ?あれが…師匠がおっしゃっていた神というものなのか?もし、オルがあれに仕えているとすれば…!あの石像の前に、ひれ伏して拝んでいたとすれば…!オルは師匠の教えに背いた。…いや、変節…したと言うべきか?よくも、よくもこの知性の砦、アトラクシオンに検証されていない物質と行為を持ち込んでくれたな!こんなことをやらかしておきながら、グラディウスに参加し、いつも優勝するバアの横にくっついて、熱心なふりをしているのか!?

すぐに師匠に報告しなければ。ヨルがこれ以上、彼女と仲良くできないように…いや、待て…これは、もしかしたらチャンスなのでは?

等価補給所ソールマギアに記録されたシガの記録
深淵の生物は、一度捕まえた獲物は決して放さず、ゆっくりと最後まで吸い尽くす。干からびて死にゆくオルが、それほどかわいそうだとは思わない。彼女は、汚れたあくどい変節者なのだから。憎たらしいほどバアにくっつき、あんなに多くの兵器設計図を受け取っては、黒い女神のための軍団を作ろうとしていたからな。とっくに俺たちや師匠は眼中になかったということだ。ああ、かわいそうなオル。哀れで気の毒なオル。バアに変節者であることを話すだなんて、ブルブルと体を震わせるようなザマとは…ククッ。今となっては、師匠贔屓にまみれたバアの設計図を手に入れるのも時間の問題だ!俺だってグラディウスで優勝できるぞ!

記録を確認していたヤーズは、何かがおかしいことに気がついた。記録と違い、シガラキアのシステム上には現在解読可能な設計図がなかったのだ。おそらく「変節者」であることを暴露するというシガの脅迫にもオルは屈さず、設計図を差し出さなかったようだ。ヤーズはその他にも「いばらの森を焼き払えるものは、熱い太陽の熱気だけなのか」という一節について考えを巡らせていた。

記録の解読に没頭していたヤーズは、頑なにその場を去ろうとしなかった。その姿は、まるでイレズラを阻止するために来たという当初の目的を忘れたようだった。すると、退屈そうにしていた闇の精霊が冒険者に向かって早く次の場所に移動しようと囁いた。次の場所へ移動するためのヒントとなる、シガの記録をこっそり耳打ちしながら。

深淵のゆりかごに辿り着くために…俺の最初の区域を守護する兵器、ベルラ。お前のその干からびた触手を最初の鍵と命じよう…

▲ 等価補給所を調べる冒険者とヤーズ



前回までの内容はこちら

▶黒い砂漠ストーリー #1 - 年代記・上編へ

▶黒い砂漠ストーリー #2 - 年代記・下編へ

▶黒い砂漠ストーリー #3 - バレノス地域へ

▶黒い砂漠ストーリー #4 - セレンディア地域・上編へ

▶黒い砂漠ストーリー #5 - セレンディア地域・下編へ

▶黒い砂漠ストーリー #6 - カルフェオン地域・上編へ

▶黒い砂漠ストーリー #7 - オージェの切ない恋の物語、カルフェオン分岐2編へ

▶黒い砂漠ストーリー #8 - 誰も信じられない権力の都市、カルフェオン分岐3編へ

▶黒い砂漠ストーリー #9 - 明かされる古代神とエリアン教の秘密、カルフェオン最終編

▶黒い砂漠ストーリー #10 - シラレの不吉な予言と疑念、メディアプロローグ編

▶黒い砂漠ストーリー #11 - イレズラの闇の痕跡を追って、メディア分岐 1編へ

▶黒い砂漠ストーリー #12 - 隠されたネルダ・シェンの内情、メディア分岐 2編へ

▶黒い砂漠ストーリー #13 - 冒険者の正体は闇の力の器?へ

▶黒い砂漠ストーリー #14 - 蛾は結局、明かりの方へ。避けられない運命に呼び寄せられ。へ

▶黒い砂漠ストーリー #15 - バレンシア建国の秘密、その中には冒険者がいたへ

▶黒い砂漠ストーリー #16 - 血と復讐のカーマスリビア、美しい顔の裏へ

▶黒い砂漠ストーリー #17 - キャサリン・オーネット、彼女は本当に美しい姫だったへ

黒い砂漠ストーリー #18 - ドベンクルンに影を落とす赤い影、ガーモスの登場へ

黒い砂漠ストーリー #19 - おさまった火種、しかし脅威は存在するへ

黒い砂漠ストーリー #20 - 事実、人間こそが最も恐ろしい生き物だ(星の墓場)へ

黒い砂漠ストーリー #21 - 輝くカーマスリブ、迫り来る闇(オーディリタ 1編)へ

黒い砂漠ストーリー #22 - グランディーハ神託の決定(オーディリタ 2編)

黒い砂漠ストーリー #23 - 全ては最初から計画されていたへ

黒い砂漠ストーリー #24 - 最期を見届けてくれて、ありがとう。へ

黒い砂漠ストーリー #25 - ベディルの過去とブロリナの足跡へ

黒い砂漠ストーリー #26 - ハドゥムに対抗する最初の準備、オルンの心臓へ

黒い砂漠ストーリー #27 - 母が黒い太陽を昇らせるでしょうへ

黒い砂漠ストーリー #28 - ハドゥム=復讐のシルビア?明らかになる神々の秘密へ
黒い砂漠ストーリー #29 - 不均衡な宝石と二人の女王の信仰へ
黒い砂漠ストーリー #30 - イレズラの罠にかかる、バアマキア 上編へ
黒い砂漠ストーリー #31 - 覚醒したアトラクシオン、バアマキア・下編へ
黒い砂漠ストーリー #32 - 無効状態となった古代要塞、シガラキアへ

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