黒い砂漠において最も親しまれている料理は何か?
その答えの一つとしてこのシンプルなクロン定食が挙がる事に疑問を覚える冒険者はいないでしょう。
初心者から上級者まで冒険のお供にこれほど使い易く、心強い効果を持った料理はそうありません。
そのシンプルなクロン定食を表現するキャラクターとは…
名は体を表す、まずはシンプルであることを表現せねばいけません。
では黒い砂漠において最もシンプルなキャラクターとはなにか、その答えとしてWRを選びました。
これは非常に簡単な話で、様々な要素が付け足されていく前の初期からいるキャラである事、そして古今東西様々な作品を見渡してもやはりシンプルな冒険者とは剣と盾を携えた戦士であるからです。
そのWRを素材そのまま使用することによりこの上ないシンプルさを表現しています。
そして次にクロンを表現せねばなりません。
これはシンプルさとは対照的に非常な難問でした。
説明にはクロン騎士などと書かれていますが、黒い砂漠の冒険者にとってクロンといえばクロン石がまず真っ先に思い描かれるでしょう。
しかし残念なことにクロン石を表すアバターや装飾品は知る限りでは存在しません。
例えば覚醒WTZの球をそれらしく染色する?クロン城を背景にSSを撮る?鞄にクロン石入れて表示して一緒に撮る?
様々な案が思い浮かびましたが、キャラクターで料理を表す趣旨から外れていたり、なによりシンプルさの表現を邪魔してしまいかねません。
何を足せばクロンらしさの表現となるのか。
悩みを重ねて原点に戻り、さらに考えた所ふと見えてくるものがありました。
冒険者にとってクロン石とは…結局強化でブッパして溶かしまくるのが最終的なアレコレだよな、と
その答えが出ればあとは芋づる式でした、強化に沼り、追い詰められクロン石を心底渇望する冒険者…そんな冒険者が衣装を纏うでしょうか?
いいえ手に入れる衣装はすべてクロンと化します。
そして装備は売り払い取引所でアバターを予約し、それでも足りなければ多少割高であろうと鍛冶屋で購入するでしょう。
強化が通れば勝ち、強化が通れば勝ちなのです。
つまり何一つ足さない事こそが唯一の答えであったのです。
その答えはクロンを表すことに加え、シンプルさをさらに磨き上げることにもなりました。
最後に最もシンプルであることの表現としてキャラメイク画面での撮影を考えましたが、たしかにシンプルであるがキャラクターになる前であると思い止まりました。
ならば撮影する背景は冒険を開始直後何一つ染まらぬシンプルな所がいい。
アプデを重ねて開始地点ですら複雑化している現在、どのプレイヤーでもほぼ共通して見ることの出来る場所であれば