ある日、上等な装備をしたカルフェオン兵が
一般兵である私に歩み寄り挨拶しに来た。
今度、○○の管理で着任してきたらしい・・・
私はカルフェオンが憎い、過去の戦争により多くの仲間や大切な友を失った。
だが、私も同様に奪って来たのだ。
彼は微笑んではいたが額に汗をかきながらもグローブをはめた右手で握手を交わして来た。
憎まれるのは承知の上、恐れながらも臆せず接する彼の瞳に
私はとても複雑な感情に悩まされる・・・
しかし、分かり合える日がきっと来るはずだと、私は彼と固い握手を交わした。