こんにちわ。Kaizackです。
好きな曲のメロディから、コード(和音)をかんたん(?)につける方法を編み出したので公開しちゃいます。
まず基本知識として、調のことを知る必要があります。
調とは、ドレミファソラシドを相対的にみたもので、短調(マイナー)と長調(メジャー)の2種類があります。
相対的にとは、任意の音から始めてドレミに聞こえるように音階をならべたものです。
例えば、C4から始めたら、「C D E F G A B」となって白鍵だけ(Cメジャー)になりますが、D4から始めると「D E F# G A B C# D」となります。(Dメジャー)
とあるメロディーがあったとして、そのメロディーがどの調なのかがわかれば、かんたんにコード(和音)をつけることが可能です。
【練習曲】ゆうやけこやけ(Cメジャー/著作権フリー)
【日本の歌・唱歌 】 作詞:中村雨紅 作曲:草川信
この曲は、小節の頭にコードを置くだけな簡単な曲です。
Cメジャーなので、使うのは「CDEFGAB」でいけます。
曲の調を知る
調を知るには、メロディーで使われている音階を抜き出して、ドレミに聞こえるように並び替えることで知ることができます。
使われてる音は「C、D、E、G、A」で、いわゆるF(ファ)とB(シ)を抜いたいわゆる47抜きのメロディです。
日本の歌謡曲や動揺によく使われるやつで、C=1、D=2、E=3、F=4、G=5、A=6、B=7と、音階を数字に置き換えて考えたとき、4番めと7番目を抜いたメロディのことです。
さて、これでどうやってコードつけてくの?って話ですが・・・。
その曲の調さえわかれば、基本は3択でいけます。
コード(和音)を鳴らしたい場所(基本は半小節)に、メロの音の1オクターブ下の音を置きます。
選択肢として、さきほどの音階の話を思い出してください。
今回は、全て白鍵で弾けるCメジャーなので、「CDEFGAB」のうち、Gを基準に一個飛ばしで3つ集めるだけです。
(今回は・・・というより、調さえわかれば、調が変わってもその調を構成する音から、同じ要領でコードを探すことが可能です。)
とりあえず、Gの音だけは確定。あと最低2つの音を探してみましょう。
そうすると、選択肢としては以下の3つ
① G、B、D(G)
② E、G、B(Em)
③ C、E、G(C)
試すとわかると思いますが、①と②は違和感が出てしまいます。
この要領で、他の部分もサクッと音を入れてみます。
上記ファイルは、共有から家名Kaizack、【練習曲】ゆうやけこやけ(Cメジャー/著作権フリー)、【練習曲コード】ゆうやけこやけ(Cメジャー/著作権フリー)でDL、編集が可能です。とりあえず聴いてみて下さい。
これはあくまで、基本的なコードをつけるものです。これ以外にも、様々なコードをつけることができます。
でも、これだけだと曲として完成度低すぎませんか?
これをそれなりの曲に仕上げて行きたいと思います。
コードの基本的な知識(回転形)
コード(和音)は、3つ以上の音を重ねたものです。
たとえばCのコードはド・ミ・ソ(C,E,G)となります。
Cのコードに対して、ドの音を根音(ルート)と言って、基本の音になりますが、ドミソであれば、ミソドでもソドミでもCのコードになります。
構成が同じであれば、どの順番で使っても同じコード(和音)ということになり、これを回転形とかって言います。
さっき、出てきたコードを並び替えることで、それぞれ違った感じにできます。
またコードの順番を並び替えると、違和感が解消されることもあります。
特にメロディの音に近すぎたりすると、共鳴することもありますので、その場合は、近すぎる音を1オクターブさげてみたりすると良いかもしれません。
曲に味付けしてみる
せっかくなので、みんなの前で演奏できるような感じに仕上げていきましょう。
伴奏に重要なのはベースとコード(和音)。
それぞれの和音からベースになる音を探して、配置します。
それぞれ配置したコードの中から、ルートになる音は基本は決まっていますが、コードとかわかんねーよ!( ゚д゚)って言う人、安心してください。3択です。
きちんとコードを入力できていれば、そのどれかの音の中にベースになる音があります。
※ 違和感さえなければ、あえて別の音を持ってきてもOKです。
どうですか?(`・ω・´)かなり演奏っぽくなってきましたね。
伴奏ぽく仕上げてみる
配置したコードを伴奏っぽくしてみましょう。
今、8分音符で入力したコードを伸ばして、4分音符にします。
これだけでも、なんとなく伴奏っぽくなった気がします。
でも、これだけで満足しませんよね? (´Д`;
ここからはアレンジです。個々の感性が大事になってきます。
でも、基本的には、今ある音符をずらしたり、足したり、音のつながりを意識して足らない音を足したりって感じでできちゃいます。
いろいろいじってみるのが一番です。
ある程度、簡単な伴奏には、パターンがあります。
これをさらにエモくするのは、それぞれの感性次第です。
今回、動画も考えたんですが、手間もかかるので断念。
その代わりに、作ったファイルは公開しますので、好きにいじってみてください。